GWだというのにコロナでどこにも出かけられないので…あきる野市にある近隣で有名な多摩川の砂利穴ー通称:くじら池-にヘラブナ釣りに行ってきました。糸をキュイーンと鳴らす元気な尺を超えるフナが遊んでくれましたが…その様子はもはや釣り堀でした。
1.あきる野市の多摩川河川敷にある砂利穴-くじら池
あきるの市の多摩川河川敷にある有名な砂利穴、通称”くじら池”でヘラブナ釣りをしてきました。この池は、元々はただの砂利穴だったと思うのですが、ヘラ師たちが(勝手に)釣り場として整備している池です。
なお、もちろん一般の人も釣りを楽しめます。整備した人の持ち物ではないので当たり前ですけどw

釣り場には単管パイプなどで足場を組んだ釣り座が設置されていて、その釣り座を使用して釣りを楽しむことができます。
初めて来た人は、「こんな誰かが作った釣り座を勝手に使っていいのかなぁ?」って思うかもしれませんが、基本的には公共の土地に違法に作られた建造物ですので、空いているところを使わせてもらうのは全く問題ないと思います。(もし万が一、所有権を主張する人が来たら、「知りまへんでした。すんまへん。」と言って釣り座を明け渡せばトラブルにはならないでしょう。)
ちなみに、令和3年になってからも自治体のチェックが入っていたようで、釣り座には「持ち主は早く撤去してください」という趣旨のステッカーが貼られていました。そんなこと言ってないで強制撤去しちゃえばいいのにと思ったりもしますが、法律上、人の財産を勝手に処分することはできないんだそうです。(何か事故でも起きれば一斉に撤去される気がしますけど。)
釣り場のルールは、「釣ったヘラブナは持ち帰らない」くらいですが、わざわざヘラブナを持ち帰る日本人はいませんね。(大陸の方々なら喜んで持ち帰りそうですが…)

また、ヘラ師用に整備された釣り場ですが、ブラックバス釣り師(バサー)も結構います。(特にヘラ師が少なくなる夕方になると増えます。)基本的にはヘラ師の迷惑にならないように気を使って釣りをするバサーが大半ですが、中にはヘラ師の目の前にルアーを投げこんだり、目の前にルアーを通して行くバサーもちらほら。(今日もいました。)
ヘラ師の占有するエリアは目の前だけです。(そんなに広い面積を占有してはいません。)いいバスを釣りたい気持ちはわかりますが、その辺はもうちょっと考えるべきですね。堤防で投げ釣りしている私の前に仕掛けを流してくるカゴ釣り師くらい迷惑です。(話が逸れましたww)
なお、周辺に駐車場はないです。(私はいつも自転車なので詳細はわかりませんけど。)

ただ、いつもくっちゃべっているヘラ師たちの会話を聞いていると近隣のパチンコ屋に車を停めているような話をしていました。(よくないのでマネしないでください。)
また、夕方からくるバサーは、夜には警察の取り締まりはないだろうと路上駐車しているのを見かけますが…「捕まらないから」ではなく、近隣住民の迷惑になるのでやめましょう。
2.くじら池のヘラブナ釣行記
さて、くじら池での釣りの話に戻りましょう。
釣り場についたのは10時過ぎ、遅めの出勤です。状況的には朝はあたりも多かったみたいですが、日が昇るに連れてあたりも少なくなって来ているようです。
私は常連さんが並んで釣りをしている間の釣り座に入り込む勇気はない(っていうか、話しかけられるのがめんどくさい)ので、常連さんから少し離れた釣り座で釣り開始です。

その釣り座でお昼ごろまで粘りましたが、アタリはほとんどありませんでした。(久しぶりにアタリがあって釣れてきたのは5cmほどの雑魚くらい。)
お昼になると早朝から釣りをしていた常連さんたちが帰っていきます。いつも人気の釣り座に誰もいなくなったので、午後からはその釣り座で釣ってみることにしました。
しかしながら、前述のとおり私は釣り場まで自転車で行っているので、携帯するロッドは仕舞寸法の小さい竿(56cm以下)のみにしています。なので、今日準備したヘラ竿も270cm(9尺)の短竿だったのですが、ポイントの底を取ってみると200cm以上あります。(そんなに深いとは思いませんでした。)
仕掛けはロッド寸法と同じくらいにする必要があるので、200cm以上ウキ下を確保するとウキからロッドまでの糸が100cm未満になってしまいます。結果、遠くのポイントは狙えませんが、岸から遠いポイントだから釣れるというわけではありませんので、今日は岸から近い”かけあがり”で頑張ってみます。
しばらくして、いいアタリがあり、大きなヘラが掛かりました。(水面までは上がってきました。)
が、手元にタモ網がなく、もたもたしているうちに痛恨のバラシです。こういう日は少ないチャンスをものにしないといけないのですが、あまりにアタリがないので、移動しながら釣っていてタモ網が手元にありませんでした。
ヘラブナの突っ込みをうまくいなしながら、タモ網のある場所まではなんとか移動できたのですが…そこでタモ網を準備するのに気をとられて糸のテンションが緩んだのでしょう、タモ入れ直前でバラしてしまいました。(痛恨でした。)

その後、またしばらくアタリがなくなり、久しぶりに来たアタリで釣り上げたのが写真のフナです。
掛けたときの突っ込みが「あれ?これはフナじゃなくね?」って思うくらい強烈で、大鯉をかけた時みたいに糸がキュイーンと鳴ってました。
ハリスが0.8号だったのでかなりやばかったですが、何とか最初の突っ込みを耐えるとその後はあまり大きな抵抗を見せずに浮上してきました。(瞬間的にパワーを出し過ぎてしまったんですかね?w)
いずれにしても、本命が1尾でも上げられて良かったです。(綺麗で大きなフナでしたが、改めて見るとヘラではなくマブナのような気もしますね。)
・くじら池でのヘラブナ釣りについて
このジャリ穴には今年の1月にもヘラを狙いに来ていて、状況の厳しい中、2枚の尺ベラ(下写真)を釣り上げてます。(寒さに震えながら釣りをしました。)

その時は2匹とも精一杯の抵抗を見せてくれて、釣りとしてはかなり楽しめましたが・・・正直言ってここの釣り場の雰囲気は「無料の釣り堀」に近いですね。何が釣れるかな?魚はいるのかな?というわくわく感がないんです。
個人的には、初めて行く小さな用水路などで竿を出して、10cmくらいの小鮒が釣れてくれるような釣りの方が好きです。今日はあわよくば吸い込み仕掛けで鯉も…という欲張り釣行を考えていたのでこちらのジャリ穴を選択しましたが、今後しばらくは足が遠のきそうです。(もう行くことはないかもしれません。)
それと、このジャリ穴では大物しか釣れません。小鮒たちがいないんです。代わりに、水面に浮いてきているのはブラックバス。。。バスがあれだけうじゃうじゃしている状況では、鮒たちは繁殖できないですよね。
もし自分がバスを釣り上げてしまったら、バサーが見てないところでこっそり駆除すると思いますが、あれだけの数がいたら焼け石に水です。在来種のためにブラックバスは河口湖などのバス釣り専用の湖以外からはいなくなって欲しいと思ってますが、なかなか難しいですね。(ちなみにヘラブナも関東では国内外来種みたいですが、小さいころから身近にいたので私の中では在来種ですw)


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