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【我が家の生き物】お庭に飛来したミミズク-フクロウとの違いと種類

庭に飛来したミミズク-フクロウとの違いと日本に生息する種類 我が家の生き物

我が家のお庭に、突然”ミミズク”が飛来しました。住宅街でミミズクが観れる八王子のポテンシャルは凄いですね。そこで今回は、ミミズクとフクロウの違いなどをまとめるとともに、日本に生息しているフクロウ目の種類などをまとめてみました。結末としては、悲しい結末になってしまいましたが…下記リンクにて動画も公開していますので興味のある方にご視聴いただければ嬉しいです。

1.突然、お庭に飛来した”ミミズク”

下記リンクの記事にて、お庭でハツカネズミを捕獲したことを紹介しましたが…その小さなハツカネズミを公園で逃がして自宅に戻ったところ、何らかの視線を感じました。

視線を感じた方向を見てみると、何やらバラ棚に普段は見かけない塊が…

視線を感じた方向に目をやるとミミズクらしきものを発見

お庭のバラ棚(写真の矢印)のところに何かが”ちょこん”ととまっています。敢えて、少し遠めからの写真を掲載してみましたが、何がいるか?わかりますか?

どうやら、バラ棚にとまっているのは、八王子でも滅多なことでは観ることがない”ミミズク”のようです。近くに大きな公園はありますが、このような猛禽類が身近にいるなんて驚きですね。

なお、写真の”ミミズク”を見かけたのは、今年(2025年)の年明け早々です。既に冬も真っただ中になり、食料として捕獲できる小動物も減っている時期ですので、私がお庭で捕らえた”ハツカネズミ”を狙って現れたのだと思います。

しかしながら、私が近づいてもほとんど動く様子がありません。ペットショップにいる”フクロウ”なども、お客さんが話しかけてもほとんど動かないことが多いので、彼らはそういう生態なのだと思いますが、息をしているのか?すらわからないので心配になりますね。(木材にとまっている時点で生きているとは思いますがw)

私が近づいても飛び立つような様子がなかったので、家族にもその存在を知らせたところ、周りが一気に騒がしくなりました。

物音でうっすら目を開けたミミズク

すると、ようやく音がする方向に首を動かして、うっすらですが目を開けました。(写真のとおり”半目”ですがw)

少し動いてくれたことで、生存していることは確認できましたが、依然として、その場から飛び立つ様子はありません。

季節的にはやはりお腹を空かせているのでしょうが、野生の”ミミズク”を餌付けしてよいものか?この辺は、非常に難しい問題ですよね。(個人的には、餌付けして仲良くなりたいですが、果たしてこの子にそれがプラスになるのかどうか…)

かなり悩みましたが、捕獲した”ハツカネズミ”を公園に逃がして来てしまった直後ですので、本日はそのまま様子を見ることにして、明日もお庭にいるようなら、食べられる様な餌(生肉など?)を準備してあげることにしました。

それにしても、お庭で”ミミズク”って、どんな田舎だよ。。。って感じですねww

2.ミミズクとフクロウの違いは?

お庭に現れた”猛禽類”を”ミミズク”と断定して話をしていますが、同じような生き物として”フクロウ”と呼ばれるものもいます。では、ミミズクとフクロウの違いは何でしょうか?

結論から言うと、ミミズクとフクロウは同じ「フクロウ目フクロウ科」です。生物学的には同じ分類になるということですね。

ミミズクには羽角(うかく)と呼ばれる耳のような羽根がある

呼称の違いは、「羽角」(うかく)と呼ばれる耳のような羽根があるか?です。(写真は、インドオオコノハズクですが、最後に「~ズク」が付くのがミミズクです)

ただし、「羽角」があっても”フクロウ”と呼ばれる「シマフクロウ」や「ウサギフクロウ」などもいますし、「羽角」がなくても”~ズク”と呼ばれる「アオバズク」などもいますので、その区別はかなり曖昧な感じですねw

”イルカ”と”クジラ”の主な違いが大きさだったり、”サメ”と”エイ”の主な違いが”形”だったりするので、生物の区別(呼称)は、全体的に曖昧なもののようです。

なお、「羽角」の役割は、現状では不明なのだそうです。特に音が聞こえやすくなるということもなく、「木の葉に擬態するためのもの」という説が有力なのだとか。(生物の進化は奥が深いです)

3.日本に生息するフクロウ科の種類

日本に生息する”フクロウ”及び”ミミズク”は11種類と言われています。(下写真は、その中の”シロフクロウ”です)

日本では北海道のみに生息するシロフクロウ
  • フクロウ:4種
    • フクロウ(ウラルフクロウ)
    • シロフクロウ
    • シマフクロウ
    • キンメフクロウ
  • ミミズク:7種
    • アオバズク
    • オオコノハズク
    • コノハズク
    • リュウキュウコノハズク
    • コミミズク
    • トラフズク
    • ワシミミズク

呼称的にはミミズクと呼ばれる種類の方が多いようですね。

”シロフクロウ”(上写真)は北海道にしか生息していない種になりますが、森なんてで見かけた日には、その神々しさに驚愕しそうですね。(美しすぎる)

4.我が家に現れたミミズクの種類は?

日本にはフクロウ科として11種類、その中でも”ミミズク”の呼称を持つものが7種類生息していますが、我が家に現れた”ミミズク”は、その中のどの種になるでしょうか?

脚に個体を識別するようなマーキング(鑑札など?)がないことから、野生のミミズクということで間違いないと思いますので、日本固有になるはずです。(飼育中に逃げ出したミミズクではないはずです)

日本固有の小型のフクロウ”オオコノハズク”

専門家ではないのではっきりとはわかりませんが、その特徴などから判断すると、”オオコノハズク”(写真)ということになるのではないでしょうか?

”オオコノハズク”は日本全域(北海道では夏のみ)に生息する小型のフクロウです。

瞳にオレンジ色の虹彩を持つのが特徴になるようですが、ほとんど目を開けなかった我が家の子では、虹彩までは確認できませんでした。(もっと動く姿を観察したかったですね)

5.腹ペコ”ミミズク”の末路は…

我が家に突然現れた”ミミズク”に対しては、餌付けしたい気持ちをぐっと堪えて、一旦様子を見ることにしたが、その後の状況はどうなったでしょうか?

結論を言うと、我が家の庭でお亡くなりになってしまいました。

次の日の朝、バラ棚を確認すると既に”ミミズク”の姿はありませんでした。(無事に旅立ったのだと安心しました)

腹ペコのミミズクがビオトープのヤリタナゴを食べようとして溺死

しかしながら、お庭で飼育している”ヤリタナゴ”のビオトープ(写真)に目をやると…昨日のミミズクと思われる子が、ビオトープに浮かんでいます。。。すぐにすくい上げてタオルで体を温めましたが…既に息を引き取っているようでした。(水面でうつぶせで浮いていましたので、息も出来ずに溺○してしまったのでしょう)

恐らくは、お腹を空かせて我が家にやって来た”ミミズク”でしたが、狙っていた”ハツカネズミ”を私が逃がしてしまいましたので、夜になって、ビオトープのヤリタナゴを食べようとしたのでしょう。その際に、足を踏み外してしまいビオトープに落下して溺○してしまったのではないかと。。。(そこまで弱っていたとは…)

結果としては、悲しい結末となってしまい、公園に逃がした”ハツカネズミ”をその場で与えていれば…という後悔の念が強く残りましたが、これがこの子の運命だったと諦めましょう。

亡骸はお庭に埋めて供養しました。来世も”ミミズク”に生まれて我が家を訪問した際には、何らかの餌を与えたいと思います。

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